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講座製作者の声:食品にとって安全の確保は生命線~製造のプロを目指す人のための 食品加工~

2019/08/20

 
クロスラーニングの講座制作者である株式会社ディベロップメント代表取締役の片貝竜也先生に、これまで制作していただいた製造・物流系の講座について、1講座ずつ製作時の思いや講座のご紹介していただきます。
 
本号では、「製造のプロを目指す人のための 食品加工」についてご紹介していただきます。
 

 

年々増えている中食(なかしょく)とは

最近、どこかでお弁当などを買った記憶はありますか?
 
食品加工のお仕事は年々増えている傾向にあります。
 
お弁当等の食品市場のことを中食(なかしょく)と言いますが、この市場規模は10年前と比べて30%ほど増えています。
 
昔は家で作って食べるか、外食という選択肢であったのが、中食という選択肢も増えてこれが定着したのが現在です。
 
仕事帰りにどこかに寄るのは嫌だけど家で作るのも嫌だなと思った時に中食が役立っているわけです。
 
ちなみにこの中食とは外で食べる外食と家で食べる内食の間ということで、調理された食品を持ち帰りや配達等で家の中で食べることを指します。
 
このように定着をした中食が年々増えていると共に、食品加工の仕事も増えるということです。
 
色々な食品加工のお仕事があります。
 
お弁当の製造もあれば漬物製造、ケーキの製造やおにぎり等の製造など世の中にある食品加工は本当に様々です。
 
「この食品はこんな風に出来ているんだな」と感心することもあります。

 

食品にとって安全の確保は生命線

食品の仕事だから主婦がいいのでは?と思っている人もいるかも知れません。
 
そんなことはありません。食品工場で働く人は男女年齢様々な人が働いています。
 
ただ、食品を扱う以上衛生面には注意しなければいけません。
 
これは一番大切ですね。
 
衛生的でない場合には食品自体が危険なものになってしまいます。
 
これは大前提です。食品の安全を守るために様々な施策を取っています。
 
働く人はそれを守っていれば安全を確保できるように作られているのです。
 
これは工場側がやればいいものと思うかも知れません。
 
この仕組みを知っている人と知らない人とでは安全を守る行動も変化します。
 
なぜこのような仕組みになるのかを知っている人であれば、守るべき行動を深く理解することが出来ます。
 
食品にとって安全の確保は生命線です。
 
食品工場で問題が発生してしまった場合には安全確保のために仕事が全てストップすることも珍しくありません。
 
内容によっては工場を閉鎖しなければならない事態に発展することもあります。
 
食品加工ではありませんが、ある焼肉店では食中毒を発生させてしまい倒産してしまいました。
 
食品加工ではありませんが、食の安全という意味では同じことです。
 
働いている人たちも倒産の仕方によっては仕事を失います。
 
誰かの安全を守らない行動が多くの人の職を奪うことになるわけです。
 
極端な話ではありますが、その可能性を秘めているわけです。
 
ほとんどの企業はそのような事件を発生させることがありません。
 
きちんとルールを守れば食の安全を守ることが出来るわけです。
 
安全ということについては食品が特別なわけではありません。
 
金属加工でも安全のルールは存在します。何事も安全第一ですね。
 
この講座でも安全を守るために必要な考え方を説明しています。
 
食品で発生してしまう廃棄物が安全を脅かさないための考え方や、ちょっとした人の動きが汚染を引き起こすことの知識などが入っています。
 
安全であるからこそ継続して働ける環境であることを理解し、一人ひとりが適切な行動を取れるようにしておかなければなりません。

 

「教え上手」になろう

仕事に慣れてくると後輩も沢山入ってくることでしょう。
 
実際に私の知っているところでは毎年多くの新規スタッフが入っています。
 
その人たちに教えるのは先輩になった時のあなたかも知れません。
 
その時に1つのポイントがやってくるのです。
 
「人に教えるのは面倒」と考えるか「人に教えていくことで自分も勉強になる」と考えるかです。
 
人に仕事を教えるのは食品加工に限らずある行為です。
 
この教えるということは教える側のスキルが問われることになりますね。
 
教えるスキルというのは非常に役立つどこでも使えるスキルです。
 
教えるのが上手な人は良い評価を得ることが多いように思います。
 
この仕事を教えるスキルは知識を持って実行すれば誰でも出来ることではあるのですが、実際にその知識を得る場所が少ないということもあります。
 
そのため、何が正しく上手に教えることであるのかを知らない人が多いのです。
 
この講座では人に仕事を教えるという先輩になった時の内容までを入れています。
 
教えるための知識を得ることよって「教え上手」になれるはずです。
 
この講座の内容、実は講師が学ぶ内容や管理職が学ぶべき内容も含まれています。
 
これさえ学べば管理職になれるわけではありませんが、講師や管理職の方々が学ぶ内容が含まれていることから「教える技術」のための知識として十分役に立つものであると考えます。
 
折角のタイミングですので、この様々な場面で活かせるこの知識を学んでしまいましょう。
 
今すぐでなかったとしても、将来どこかで役に立つ知識やスキルです。
 
食品に関する仕事は今後も無くなることはありません。
 
むしろ増えていく可能性の方が高いと考えられます。
 
決して派手な仕事ではないかも知れませんが、長く楽しく働くためにはピッタリの業種であるように感じます。
 
その業種の知識をある程度持っていることで活躍できる可能性を高め、「自分にピッタリの仕事だ」と感じられるようになるといいですね。
 
働く楽しみを得られることはとても良いことです。
 
折角働くのであれば楽しくなければ損ですね。
 
損をしないための知識習得になると嬉しいです。

 

クロスラーニング搭載講座「製造のプロを目指す人のための 食品加工」

「製造のプロを目指すための人の 食品加工」の詳細につきましては、下記より講座詳細ページをご覧ください。
 
製造のプロを目指す人のための 食品加工Ⅰの詳細はこちら
 
製造のプロを目指す人のための 食品加工Ⅱの詳細はこちら
 
また、無料デモ体験も可能となっておりますので、こちらよりご連絡をお待ちしております。
 

 

執筆者紹介

執筆者画像

片貝 竜也 株式会社ディベロップメント

半導体製造装置メーカーで製造に携わった後に営業として全国を担当。
研究所における新製品開発や工場での量産などに携わる。
その後人材派遣会社に転職し人材採用・教育・制度構築に従事。
株式会社ディベロップメント を設立し企業の人材の採用・教育・講演を中心に活動している。

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