講座製作者の声:日常の中で「分かる」を作る方法とは~製造のプロを目指す人のための プレス加工・プラスチック(樹脂)成形~
2019/07/19
クロスラーニングの講座制作者である株式会社ディベロップメント代表取締役の片貝竜也先生に、これまで制作していただいた製造・物流系の講座について、1講座ずつ製作時の思いや講座のご紹介していただきます。
本号では、「製造のプロを目指す人のための プレス加工・プラスチック(樹脂)成形」についてご紹介していただきます。
目次
加工の中で最も多いプレス加工・プラスチック成形
工場で加工のお仕事は沢山あります。
色々な加工がありますが一番多いのがプレス加工やプラスチック成形です。
非常に様々なものに使われているのがこの成型技術です。
この技術がなければ世の中の生活は不便極まりないといってもいいでしょう。
パソコンやテレビにもプレス加工が使われています。
それだけではなく書類などを留めるクリップなどもプレス加工です。
普段目にする多くの品物にプレス加工が使われているのです。
それだけ多くの物に使われているということは、それだけ多くの場所でこの技術が使われています。
一方プラスチック成形も非常に多くの物に使われています。
一番目にするのはペットボトルかも知れません。
あのペットボトルはプラスチック成形です。
他にもプラスチックで出来たバケツも目にしますね。
あれもプラスチック成形です。
こちらも本当に色々なところで使われています。
これだけ使われているとなると、それだけ仕事も多いということです。
プレス加工にしてもプラスチック成形でもそれだけ使われているということはそれだけ便利に使えるということです。
言い方を変えれば色々なことが出来る加工方法ということです。
プレス加工でいうと多くのやり方があります。
その部品に合わせて加工の仕方が変わります。
プラスチック成形においては成形方法も色々とあります。
また、用途によってプラスチックの素材を変えたりしています。
だからこそ色々なところで使用可能なものとなっているのです。
しかし、それだけ色々な方法があるということはそれだけ技術があるということを意味しています。
簡単に見えて難しいのがプレス加工やプラスチック成形です。
「この商品ならばこんな素材を使ってこんな風にやる」と考える幅が広いわけです。
幅が広いとなると色々と考えられる人は少なくなるわけです。
となると色々考えられる人は貴重なのです。
その貴重な人とそうでない人の違いは何か?それは知識の量です。
多くの人はオペレーターとして自分が担当した内容だけを知っているのです。
見方を変えれば自分のやっていることしかわからないのです。
場合によっては自分が何をやっているか詳しくわからずにただ単に装置を操作しているだけという人もいるでしょう。
それではいつまで経っても色々と出来る人にはなりません。
積み重ねが大切
色々と出来る人になるためには自分が現在携わっている装置以外にも知っておく必要があるのです。
少しずつでも知識を蓄えていくことで出来る人になっていきます。
それって大切なことです。
どんな仕事でも同じですが、積み重ねが大切なのは間違いありません。
色々なことを経験できればいいですが、そうではない人が多いのです。
そうすると自分で勉強しなければいけません。
しかし、何を勉強したら良いかがわからないことも少なくありません。
本屋に行って本を買って勉強しよう!と思う人はそれでも良いですが、何となくそれもピンと来ない人もいることでしょう。
この講座ではまずはこれを学ぼうという内容が入っています。
この機会に学ぶことが出来れば少しずつ自分の知識になっていきます。
例えばプレス加工の中には分離加工というものがあります。
「こんな形状にするときにはプレス加工で出来る」と知っていれば何かを加工するときにプレスで抜くことが出来ると分かります。
どうしてプレス加工になっているのかも分かります。この分かるというのが大事なのです。
知識を活かすことができて初めて認められる
わからなくてやっているのとわかってやっているのでは大きな違いです。
わかってやっていれば何かあった時に対処することが出来ます。
わからなければ適切な対処はできません。
対処が出来るとどうなるでしょうか?「あいつ出来るよね」になるのです。
職場では出来ない人より出来る人が優遇されます。当然ですね。
その出来る人になるためにまず必要なことが知識です。
つまり、知識がある人は周囲から認められ他の人に比べて優遇されるのです。
ただ1つ注意点があります。知っているだけではダメなのです。
知識があってその知識を活かすことが出来て初めて認められるのです。
日常の中で「分かる」を作る方法
ですから、この講座で学習をして得た知識を仕事で活かしてみましょう。
そんなに難しく考える必要はありません。
自分がプレスやプラスチック成形に携わっているのであれば今作っているものはどんな素材でどのような意図で作られているのかを考えることだけでも良いです。
それが実践での分かるにつながります。
今プレスやプラスチック成形に携わっていない場合には、手にした商品などについて考えてみましょう。
「これってプラスチック成形だな」「ここからこうやって作られているんだな」という感じです。
これも日常の中で分かるを作る方法です。
知識を持ったから、すぐに凄いことをやらなければいけないわけではありません。
少しずつ、無理なく自分で理解を深めて徐々に活かしていけばいいのです。
その活かせる内容の基礎がこの講座です。
興味がある方はもっと専門的に学習をしていくことをお勧めします。
そうすることで皆さん自身が認められることになります。
この講座を受講する方は、これも何かの機会です。
ただ単に受講するのではなく、自分の身近なものなどを考えながら進めていきましょう。
この講座が皆さんの飛躍のきっかけになると嬉しいです。
クロスラーニング搭載講座「製造のプロを目指す人のための プレス加工・プラスチック(樹脂)成形」
「製造のプロを目指すための人の プレス加工・プラスチック(樹脂)成形」の詳細につきましては、下記より講座詳細ページをご覧ください。
製造のプロを目指す人のための プレス加工・プラスチック(樹脂)成形の詳細はこちら
製造のプロを目指す人のための プレス加工・プラスチック(樹脂)成形Ⅱの詳細はこちら
また、無料デモ体験も可能となっておりますので、こちらよりご連絡をお待ちしております。
執筆者紹介
片貝 竜也 株式会社ディベロップメント
半導体製造装置メーカーで製造に携わった後に営業として全国を担当。
研究所における新製品開発や工場での量産などに携わる。
その後人材派遣会社に転職し人材採用・教育・制度構築に従事。
株式会社ディベロップメント を設立し企業の人材の採用・教育・講演を中心に活動している。